なぜキャリアスクールが必要か



就職活動に向けてキャリアスクールで学ぶ学生の様子。「就職難支援会社頼み 費用10万円 学生『金惜しめぬ』」(毎日新聞2010年3月6日夕刊)

【厳しい雇用状況と高い離職率】
 近年、大卒の就職率は実質6割程度だと言われます。たとえば2011年3月の大学卒業生約55万3000人のうち、就職できた人は34万人、大学院などへの進学が約7万人、進路未定者が約10万7000人にも達したと報道されています。つまり、大卒の約5人に1人が、進路が決まらないまま卒業したことになります。しかも、大学院などへの進学が、就職が決まらず仕方なしに進学した者も多いとの指摘もなされており、雇用状況の厳しさは数字以上のものであることがうかがえます。
 また、運よく内定を勝ち取って入社をしたものの、早期退職してしまう若者も増加しています。
 厚生労働省の発表によると、新規学卒者の離職状況(大卒)は、1年目で11.5%、2年目で8.9%、3年目で8.4%となっており、卒業3年以内の離職率が28.8%にものぼっています(平成21年3月卒業者対象調査)。じつに、大学卒業生の3割近くが、はじめに入った会社を辞めてしまっているのです。
 離職率が高い背景には、就職活動(キャリア形成)への準備不足も原因のひとつに挙げることが出来ると思います。つまり、自己分析や業界研究が不十分なために起きる「雇用のミスマッチ」が背景にあると考えられるのです。

【大学による就職指導の現状はどうか】
 では、就職活動の指導を、いまの大学に安心して任せられるでしょうか?
 もちろん、学生のキャリア形成に熱心な教員や、就職課も存在するでしょう。
 しかし、多くの日本の大学教員、あるいは就職課は、学生に対してきめ細やかな就職活動支援ができていないのが現状です。
 そもそも大学教員は、教育者というよりも、研究者です。大学院に進学してそのまま教員になった人が大多数であり、就職活動の経験者自体ほとんどいません。
 大学の就職課も、就職ガイダンスを開いたりするなど、就職支援に取り組んではいます。しかし、自己分析のカウンセリング、エントリーシートの添削や面接の練習といった、学生一人一人へのきめ細やかな指導は、ほとんど望めないのはないでしょうか。
 そこでこれまでの大学生の大半は、市販の就活本を抱えて履歴書・エントリーシートを見よう見まねで書き上げ、ぶっつけ本番で面接を受け、“カン”がいい人が通る、という就活状況に甘んじなければなりませんでした。
   高度成長やバブル時代のような、高い就職内定率が続いた時代は、それでもよかったのかもしれません。しかし、厳しい就職状況が続いています。人生を左右しかねない新規学卒時の就職活動を、そのように運に委ねるような方法で取り組んで、はたして満足のいくキャリア形成ができるでしょうか。新卒で就活できるのは、たった1回です。社会に出たら、新卒時の就職活動期が、どんなに貴重な時間だったか、心の底から、本当に、理解することになるはずです。

【キャリアスクール活用と、保護者の支援が勝敗のカギ】
 そこで、数年前から、就活の状況が徐々に変わってきつつあります。
?キャリア形成支援、就活支援スクールの活用
?保護者による就活支援体制
?早い段階からの準備

この3点が、近年の傾向として挙げられます。
つまり、高校受験や大学受験と同じく、早い段階で就職活動を意識し、キャリアスクール(就活支援スクール)を利用しつつ、保護者と学生が一体となって就職活動に取り組む、という傾向があらわれてきています。

「シューカツ おや? 親向け説明会も登場」(朝日新聞2010年12月20日朝刊)

「就活ON!支援講座で心に余裕」(読売新聞2010年4月20日朝刊)

 上記報道も、そうした傾向を取り上げています。就活においても、スクール(塾)の活用によるライバルとの差別化が進んできています。
 就活支援スクールに通い、しっかりと社会人に向けた基礎的な力を養い、自己分析とキャリアデザインを時間をかけて練り上げること。実際に業界説明会などに参加しつつ、スクールの指導のもと、エントリーシートを練り上げ、面接の練習を繰り返し行うこと。こうした入念な準備を経て、就活の本番に臨めば、きっと自分の希望するキャリアを築いていけるはずです。
 また、しっかりとした自己分析は、小手先の内定獲得のためではなく、雇用のミスマッチによる早期離職のリスクを減らすことにも有効になると考えられます。

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